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  • 2016.10.11 Tuesday
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マリア―ブランデンブルクの真珠/榛名しおり著

17世紀半ば。
神聖ローマ帝国衰退の時、現在のドイツ地方は、戦いの中300余の独立国家が散在していた。
フランスは太陽王ルイ14世の時代、欧州は激動の時を迎えている。
そんな時代。
ブランデンブルグの選帝候フリードリヒは、豊かなハルバーシュタット公国に攻め込んだ。
名宰相クレプトはこれをよく凌いだが、ついに公国は陥ちてしまう。
クレプトが捕らわれたその日、娘のマリアは公女と偽り、フリードリヒの寝所へ送られることになった。
鍛え抜かれた肢体と一本の短剣を携えて・・・・・・。


第3回ホワイトハート大賞佳作受賞作であり、著者のデビュー作。
マリアという14歳の娘は、父親を処刑され、敵国の将の子供を宿し、想いを寄せる母国の王子にその子を暴行の末流され、父の意向を辿るうち、ついには神聖ローマ帝国の皇帝を選び出す「金印勅書」を手にした。
その金印を持つ少女を巡って、ハルバーシュタット側とブランデンブルグ側の策謀が渦を巻く。
激動の時代が、一人の少女とエルベの美しい景色と共に綴られていきます。
この作品、どうして大賞じゃなかったのかが不思議なぐらい。
後半ちょっとたたんでますが、新人にしては、出来すぎています。
読後感もハッピーエンドでいい感じ。
F文庫で再販もされたようですが、私は少女漫画チックなX文庫版が好きです。
作風とも合っているし。
著者の作品はほとんど読んでいますが、やはり、このデビュー作が一番好きかな。
この作品に出逢ったお陰で、後々ドイツ系の作品に触れることになった私は、感謝するしかない一冊なのです((^┰^))ゞ
物語は、後にこのハルバーシュタットが、金印を手にすることになった元の経緯を書いた、別作品もあります。
ロマンチックな気分になにれる一冊のご紹介でしたw


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