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  • 2016.10.11 Tuesday
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リアル鬼ごっこ/山田悠介著

 
西暦3000年のとある王国。
「佐藤」国王は、自分と同じ苗字の人間が多数いることに我慢がならず、
佐藤姓を減らす為のゲームを思いつく。
それは捉まれば殺されてしまう鬼ごっこ。
主人公は生き別れの妹を無事探し出し、共に生き残ることが出来るか?
一週間・一日一時間の期限付きでサバイバル鬼ごっこが幕を開ける。


などと書くと、ちょっと恰好いいかな?
あー・・・感想?
もう言われ書かれ尽くしてるしなぁ。
詳しくはアマゾンか何かの書評欄をどうぞ。

幻冬舎版文庫、つまりは改訂版ですらこの文章。
校正前はどんなだったんだ?
と、思ってしまう程度には破綻した文章。
(自費出版が始まりだから、ある程度は仕方がないにしても。)
まぁホラー作品は破綻しているのが多いのですが、
それとコレとは一線を画す。
ネタとしてはそれほど悪くないと思うし、
味付けが良ければいい作品になったかも知れない。
面白そうな(?)アイデアが良作にならない証拠作品である。
ちなみに、10ページ読む間に2回寝落ちた(笑;)

日本語がおかしい箇所が幾つもあるのは、
既に方々で指摘されている通り。
ついでに「王子」も訂正しておくべきだったね。
王様の弟は「王子」じゃないよ(苦笑)

それに、モノローグを発する人物が変わってしまうのがいただけない。
主人公は主人公で、一本筋を通すべき。
主人公目線かと思ったら、時々違う人物のモノローグが入ったりするのは、
読みにくくて仕方がない。
目線を変えるのなら、センテンスを変えて欲しい。
背景描写も雑。
素人さんが漫画を描く時に、人物の顔のアップとセリフだけで進めてしまうのに似ている。
設定も甘い。
時代背景も、人物描写も。

西暦3000年の高度機械社会で、情報収集が新聞とテレビだけなんて、有り得ない。
起きている間に対策も取らず、ただ逃げ回って殺されるだけの人達も有り得ない。
私ならネットで仲間集めたり、昼間の間にルート確保したり罠を仕掛けたりするけどな。
王様側なら、佐藤さんカウンターとか街中に設置して、
生存数のカウントダウンをして恐怖感を煽るけどな。
ヘリとか飛ばしてTVやネット中継したりしてね。
即席に考えたってこのくらい出るのだから、プロットが甘いとしか言えない。
しかもホラーって言う割にはまるで怖くない。
荒らされた家とか、殺伐とした雰囲気が伝わってこないし。
うむぅ。
人から借りた本で良かった(ぅぁ



舞城王太郎以来の衝撃的な作品であった。
うむ。
ん?結論?
まぁまぁ(ある意味)面白かったですよ。




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