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暗黒女子/秋吉理香子著

評価:
秋吉 理香子
双葉社
¥ 1,470
(2013-06-19)

学園のマドンナである白石いつみが、校舎から落ちて死んだ。
何者かに殺されたのか、はたまた自殺なのか。
彼女の手に握られていた“すずらん”は何を意味するのか。
文芸部のメンバーが、小説風に書いた物語を朗読するスタイルで、闇鍋を前に彼女の死について語り始める・・・。

イヤミス期待で読んでみました。
思ったより、読後感が悪くなかったので、少し残念。
決して読後感が良いワケではありませんので、これから読む人は注意してください。

ここからネタバレなので注意。

まず、表紙ネタバレはやめて欲しい。
なぜ“いつみ”にしなかった!?
副部長にしたことで、大体の展開が読めてしまいました。
一話目で、登場人物の説明と表紙を、思わず交互に見てしまいました・・・。

朗読会で、それぞれが違った目線で語るのは面白いと感じましたが、3話目のトンデモ物語で、なんとなく結末が読めてしまったのが残念。
出来れば、視点違いのミスリードで通して欲しかったと思います。
オカルトやファンタジー、あるいはSF調に転化するならば、もう少し違った表現が良かったかも。
この小説は一話ずつの連載だったそうなので、作者が苦し紛れに書いたのかな?と、勘ぐってしまいました(^_^;)

ラストも、まぁそっち系だろうなーと気づいてしまいました。
カニバ(ry
闇鍋だから、仕方がないか。

文章に癖はあるものの、全体的に読みやすくて、その点では良かったです。
出来ればもっと、グチャグチャに人間関係や思惑や感情などが入り組んだ、ドロドロの女子高生物語が読みたかったかなぁ。
しかし先生、大人の節度を守って欲しかった。
そして、あっさり引き下がって欲しくなかった。
いつみほどの人物が、どうしてこの先生に惹かれるのかが分からない。
先生の人物像にももっとスポットが当たっていると、違ったのかもしれませんね。



ところでJUGEMのレビュー項目、書き方が変わってしまって残念。
分かりづらいわぁ・・・。
評価☆を付ける項目は、どこへ消えたんだろう・・・。
(追記/レビュー本の「表示内容を編集」で、出ました。)

JUGEMテーマ:読書

雪の花/秋吉理香子著

評価:
秋吉 理香子
小学館
¥ 480
(2009-09-04)


第三回ヤフー・ジャパン文学賞を受賞した表題作「雪の花」他全四編の中編小説集です。

「女神の微笑」
妻に浮気されて娘と共に出て行かれた中年男性が、娘との面会によって、様々なことと向かい合わざるを得ない現実を描いた物語。

「秘跡」
妻も家庭も顧みなかった、定年間近の男性が、妻の失踪によってこれまでの人生を、これまでの妻の生き様を振り返る物語。

「たねあかし」
年下の、自分を振って若い女性の元へ行った男性に向けて書いた手紙と、恋の顛末。

「雪の花」
集団就職で都会へ出てきた男女が、生活にも人生にも行き詰まって、限界聚落となり廃村になってしまった故郷へ戻る物語。

どれも、人の心の中を抉るように描いた物語です。
どちらかと言えば、後味が悪い物語ばかり。
特に「たねあかし」は、はじめ、訥々と恋の経過を綴ったものに見せかけて、段々と手紙を書いた女性の計画性のある打算が綴られていくに従って、書き手の女性に嫌悪感すら抱いてしまいます。

こういった心理を書くのが上手な作家さんなのですね。

「女神の微笑」と「雪の花」はラストに救いがあって良かったです。
だから、はじめと終わりに配置されたのでしょうか。

もっとドロドロとした細やかな人間関係を描ける作家さんだと思うので、長編も読んでみたいですね。


この方は映画プロデューサーなので、「雪の花」は映像化もされているようです。


JUGEMテーマ:読書
 



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