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  • 2016.10.11 Tuesday
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吸涙鬼/市川拓司著

評価:
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満月の夜に忍び込んだ学校の屋上庭園で意識を失ってしまった美紗は、奇妙だが不思議な魅力を放つ転校生・冬馬に助けられた。翌日、美紗は彼の住む家を訪れ て不治の病いを打ち明ける。一生に一度だけの恋を冬馬に抱く美紗。しかし、冬馬は誰にも明かせぬ秘密の存在―涙を吸って生きる吸涙鬼の一族だった。
−Amazon商品紹介(「BOOK」データベースより)引用−

う〜ん・・・。
ちょっと予想と違ったなぁと言うのが感想。
「鬼」と付いているからには、何か恐ろしい生き物とか業とか生態とかあるかなと思ったのですが、そんなのは一切無し。
淡い恋心が綴られたお話しなのだなと言う感じです。

結末も、私には消化不良気味でした。
違うタイプを選んでくれていれば、まだ救われた気がします。

もっとこう、ディープな部分まで掘り下げるような、そんなストーリーを期待していただけに、肩すかしを食らったような気分です。
期待したのが間違っていたのかな?
実際、彼たちの芯の部分や闇の部分、一族のことなどは、微妙に暈かされて描写されていますし。
直接的な描写を推奨する訳ではありませんが、物語の核心なので、もう少し具体的に描いて欲しかったと思います。
だからなのか、物語が上滑りしていて、二人の感情がうまく填っていない気がするんですよね。
なんとなく、ではなく、身を預けるだけの鋭い何かがあればよかったのに。

優しい、センチメンタルな恋物語が好きな方には、お薦めの小説です。
私には向かなかったかな?(^_^;)


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