<< 四〇一二号室/真梨幸子著 | main | ちいさなおはなし/新井素子著 >>

スポンサーサイト

  • 2016.10.11 Tuesday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

一定期間更新がないため広告を表示しています


禁断のパンダ/拓未 司著

評価:
拓未 司
宝島社
¥ 1,365
(2008-01-11)

神戸でビストロを営んでいる柴山幸太。
妻の友人の結婚式に参列した理由は、パリの三つ星レストランを凌ぐ程美味な料理を提供するレストラン併設の教会だったためだ。
幸太はそこで伝説の料理評論家ゴッド・中島と出会う。
中島は新郎の祖父であった。
式の最中に新郎の父親が失踪してしまう。
そして後日、新郎木下の父親が経営する運輸会社の社員が他殺体で発見される。
殺された従業員と失踪した社長。
料理を巡る陰謀が静かに幕を開ける・・・。

この作品は、第6回「このミステリーがすごい!」大賞受賞です。
う〜ん・・・。
他の書評を見てもほぼ同意見なんですが、
元フレンチのシェフが書いた作品であるだけに、料理の記述パートはいい感じです。
しかしミステリーとしてはどうかな?

「パンダ」と言うキーワードに引っかかって読み始めた私としては、
イヤミス」のジャンルに入ってしまうこの作品は微妙。
イヤミス自体は好きなんですけどね。

導入部は読みにくかったです。
中盤サクサク読めるのですが、その頃には大筋が読めてしまっているので、
真相に向かって進むだけで、謎解き要素は殆どありません。
個人的には柴山夫妻の絆がもっと描かれていれば、終盤のピンチに盛り上がったのではないかと思います。
また、神父のイメージをもっと固定すれば、ミスリードも活きたかな?
記述が浅いので、神父やゴッド・中島の不気味さが伝わっては来なかったですね。

本多・青山の刑事コンビは、私は悪くはないと感じました。
あまり個性的すぎると、幸太のアクが弱いので、薄まってしまいますし。

登場人物達のその後は、追記が欲しかったですね。

・・・最後2ページがなければ、もっといい感じに終わったのになぁ。



料理と殺人を絡めると言えば、「料理長殿、ご用心」と言う映画が真っ先に頭に浮かぶのは私だけでしょうか?
(^_^;)





シェフが自分の得意料理と同じ方法で殺されていくストーリーです・・・。


 
JUGEMテーマ:読書















スポンサーサイト

  • 2016.10.11 Tuesday
  • -
  • 19:46
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
sponsored links
パーツ類
ブログパーツUL5
■ブクログ■

書籍リンク
広告
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM