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  • 2016.10.11 Tuesday
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バルザックがおもしろい/鹿島 茂、山田 登世子著

 バルザック翻訳に関わった二人の著者による、対談形式のバルザック意見交換本。
前半は対談形式、後半は書簡のやり取りを載せています。
バルザックの在り方や時代背景等を交えながら、著者の思うところを綴った企画書です。

バルザックは思春期に少しだけ読んでいて、その頃はまったく良さが分からなかったので、最近見直されてきたバルザックに対しての知識を入れておこうと思い、手に取ってみました。
しかし残念なことに、この本は、深くバルザックを読み込んでいる人の本でした。


これからバルザックを読む人への解説は全くありません。
また、バルザックに対する造詣は語られているものの、どの話からどう読むかなどもなく、代表作に対するあらすじをなぞった解説等もありませんので、マニアックにバルザックを読む人のために自分の意見を熱く語るだけの本でした。

もう少し深くバルザックを読み込んでから、さいど読むと感想が違ってくるのかもしれません。
手に取るのが少し早すぎた本でした。



[オノレ・ド・バルザック]
19世紀フランスを代表する小説家。なおド・バルザックの「ド」は、貴族を気取った自称であり、貴族ではない。
バルザックは90篇の長編・短編からなる小説群『人間喜劇』を執筆した。これは19世紀ロシア文学のさきがけとなった写実的小説群である。
ヴィクトル・ユーゴーやアレキサンドル・デュマの親友でもある。

[日本バルザック研究会]
http://133.12.17.160/~balzac/index.html


必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意/コグレマサト、するぷ著

 ブログを運営して行くに当たってのノウハウが書かれている本です。
便利なツール等の紹介や、注力の方向についての解説です。

・・・うーん。
この本実は司書の方にずいぶん手間を掛けていただいて図書館で借りてきたのですが、失敗でしたね。
読者がいる立場によって、この本の価値は、かなり変わると思います。
私のような中途半端なブロガーは、買って手元に置いておくべきでした。
少し高額ですが、後日買い求めたいと思います。

読者対象としては、確実に中級以上のブロガーです。
初心者向けではありません。
細かいノウハウを書いた本でもありませんので、マニュアルが欲しい方向けでもありません。
また、アプリツールなどの紹介もありますので、あまり時間が経過すると有効性が下がると思いますので、参考にするのなら今だと感じました。
発売直後が旬な本ですね。

「テクニック100」とタイトルにもあるように、広く浅く紹介していくタイプの本です。
深く知りたい場合は他の本を探すか、自分で調べるかした方がいいと思いますが、この内容にマニュアル性を求める方はもっと初心者向けの本から始めるべきだと思います。
読んで知識を得たからと言って結果が出るワケではないので、実践力も必要です。

タイトルに大風呂敷を広げておいて、ASPの契約の仕方や無料ブログサービスの登録の仕方などに終始して終わる本にうんざりしていた私には、かなり有益と感じました。
一応GoogleAdSenseやAmazon、楽天なども終わりの方で押さえてありますが、それよりは実用的なツール紹介やFacebook活用術などが参考になります。
同類の高額な情報商材よりは、かなりいいはずです。

実際本著を手に取られる方は、行き詰まっている方も多いと思います。
3日で100万PV!などのタイトルに騙されてきた方(笑)も多いと思いますので、興味がある方はまず書店か図書館でざっと目を通してみる方がいいでしょう。
上記しましたが、その人の立ち位置によって実用性が変わる本です。
やはり実用書は、一度目を通してから買う方がいいですね。
そう言う意味では、一度図書館で借りてきて正解だったかな?



サヨナラ、あきらめられない症候群/香山リカ著

 上昇志向の強いあなた。
現状に満足出来ないあなた。
あの資格があれば、もっと幸せになれる。
英会話が出来ればもっと、素敵になれる。
痩せたら美しくなれる。
結婚したら、幸せになれる。
子供を産めば、認めてもらえる・・・。
いつまでも病的なまでにエンドレスに追い求めてしまうあなたへ。
少しだけ諦めて、今の自分に満足してみたらいかがですか?

本書はそうしたことを提唱している本です。
2003年刊行の本ですので、すこし今の時代とはマッチしていないかもしれませんが、
見回してみれば、この病に罹っている人は多いのかもしれませんね。

ただし、諦め方までは書かれていません。
現代人は全てマニュアル化することを好むので、
諦め方も書くべきかもしれません。
ただし、そこまで依存するのはまた別の病となるので、
それはそれで問題なのでしょうね。

本当の自分なんて今、目の前にしかいないのですから、
自分探しの旅などやめて、もっと自分を見つめればいいのにと思っている私には、
大体賛同出来る本でした。
ジェンダーフリーやフェミニズム的見地は違いますが。

●●があれば(になれば)もっと幸せになれるのに・・・!
その呪縛的思考に囚われている人には良著と思います。
もう少し多く諦めることを提唱するページを割いていれば、
☆をもう1つ増やしたかもしれません。



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